これまでのハンガーの歴史を塗り替える全く新しいハンガー「oneger(ワンガー)」
クラウドファンディングMakuakeで1400万円ものご支援をいただいた、今の暮らしにぴったりとフィットするハンガーです。onegerについて詳しく知りたい方は「oneger開発ストーリー」をご覧ください。
今回はそんなonegerをさらに軽量化し、より使いやすくなったoneger lightを開発しました。
ショート動画で詳細をチェック!
oneger light開発の背景
これまでのonegerは強度を確保するために丈夫な1本の鉄を曲げて製品を作っていました。
このずっしりした重量感も質感や使い勝手が良く好評だったのですが、中には「細いスチールラックだと重さがちょっと心配」「小さな子供がいるので軽い方が安心」といった声も頂いていました。
もっと軽いonegerを作るための開発に着手
そこで私たちは軽量onegerの声に応えるべく、2021年の春頃から開発をスタート。
通常onegerの重さが5本で約1200g。これを基準として強度を保ちつつどこまで軽くできるかの試行錯誤が始まりました。
アイデアとして行き着いたのが以下の2つの方法。
- 鉄芯を中空にして重量を減らす
- 素材を変更して重量を減らす(具体的にはアルミ素材)
実際に上の2つについて、試作品を作ってみることにしました。
中空?アルミ?試作品を作って分かったこと
まずは鉄芯を中空にする方法で作ったサンプル。素材は変えていないので質感は通常onegerと同じ、強度も通常版に多少劣るものの基準値は上回っていました。
ただ問題だったのがフチの処理。中空の鉄を曲げているので当然ですがフチの部分は穴が見えてしまいます。この状態は不恰好な上に、これを1つずつ埋める作業には膨大な時間とコストがかかることが判明しました。
一方こちらはアルミ素材を曲げて作った試作品。これだとフチまで美しい仕上がりになっています。鉄に比べると強度は少し落ちてしまいますが、重い冬物コートなどを掛けない限りは大丈夫そうです。
何より決め手となったのは軽量化への貢献度。中空の鉄を使ったパターン①は従来モデルから約37%の軽量化に対し、アルミ素材に変更したパターン②は65%も軽量化に成功しました。
通常のonegerと併用して使えるラインナップへと変更
最初は強度を保ちつつより軽いonegerを開発してoneger Ver.2として発売することをイメージしていましたが、この施策結果を受けて方向性を転換。
重さのある衣類は従来のonegerを、比較的軽いものは新しい軽量onegerを使うといった併用しながら使える新製品として開発を進めることにしました。
「強度がしっかりした通常版」と「とことん軽い軽量版」の2つを用意する方がライフスタイルに合わせて選択の幅が広がると考えたのです。
この方向転換に合わせて最初はonegerと同じブラックで作っていたカラーを、ライトグレーに変更。
ブラック / ホワイトの通常onegerと見分けがつけられるようにしつつ、どの色も一緒に使って違和感のないように同じカラートーンに統一しました。
通常のonegerにある表面のざらっとしたサテン加工も施したので、マットな質感はこちらでも健在。
oneger lightの完成!
こうして完成した製品がこちら。通常のonegerと区別ができるよう製品名は「oneger light」と名付けました。
重量は1本約87gと、通常モデルの約240gから65%という大幅な軽量化に成功しました。半分以下の重さになったoneger lightはきっと初めて手に持った時に驚くはず。
※oneger light使用上の注意
ここまでの開発の経緯でも書いてきたように、軽量設計のoneger lightは通常モデルよりも耐荷重が小さくなっています。特にハンガー底面部(水平に伸びた部分)の対荷重は【最大500g】となっていますので、重い物をかける際にはご注意くださいませ。
ハンガー部分はシャツやジャケットも掛けられる強度になっていますが、こちらも通常のonegerよりは耐荷重は小さめです。
レザージャケットやロングコートなど重めの衣類は通常のonegerをご利用いただき、両方を併用して使ってもらえると嬉しいです。
秋冬物はoneger、春夏物はoneger lightに掛けておけばクローゼットでの整理が簡単になるといった使い方もできそうですよ。
引き出しをなくすハンガー「oneger」とは?
onegerの最大の特徴である底面右下のスキマ。ここにスキマがあることでパンツを滑り込ませるようにして掛ければパンツハンガーとしても使うことができます。
さらにパンツを掛けた上からシャツやジャケットも同時に掛けることができるので、クローゼットの省スペース化に。これまで畳んで収納してたパンツを吊り下げることで、あなたのクローゼットから引き出しがなくなります。
Tシャツの首を伸ばさず掛けられる
onegerの右半分にある深い溝。これをうまく活用すればTシャツを掛けるときに、首を引っ張らずに簡単に掛けることが可能になります。
ハンガーは毎日使うものだから。もっと簡単に服を掛けられて、服自体を痛めないような設計にしました。
肩がつっぱらないゆるいラウンドシェイプ
Tシャツやニットを長時間掛けっぱなしにすると、肩がピンと突っ張ってしまったことはありませんか?
onegerは長時間掛けていても服に負担を掛けないよう、大きくゆるいラウンド肩の形状をしています。これでニットの肩のつっぱりはもうさよなら。
一筆書きのミニマルでクールなプロダクト
onegerは1本の鉄の棒を折り曲げて成形したハンガー。ミニマルで無駄のないその造形は、自宅のクローゼットはもちろん店舗様の什器としてもご利用いただけます。
※oneger lightは鉄ではなくアルミ素材を使っています。
・素材:アルミ
・加工:サテン加工
・寸法:縦17cm×横40cm
※パンツを掛ける部分は30cm
・直径:6mm
・重さ:約87g/本
※oneger lightは仕様上、通常のonegerよりも耐荷重が小さくなっています。重い衣類を掛けるのは避けていただけますようお願いいたします。
<FAQ>
Q. 洗濯には使えますか?
A. 弊社としては洗濯での使用は推奨しておりません。なるべく部屋の中での使用をお願いできれば幸いです。