皆さん、こんにちは。
暑さの続く日々がようやく終わり、やっと秋の気配を感じるように。そんな季節の変わり目ですが、#僕たちの財布プロジェクトもいよいよ終盤へ差し掛かります。
vol.3では、熟練の革職人さんのお力を借りて、ついにファーストサンプルが完成。更にdripとしてクラウドファンディングへ挑戦します!という部分までを皆さんにお伝えしました。
そして今回。何度か試作を繰り返しついに完成した本サンプル、そして要望の多数いただき急遽製作が決定したセカンドライン、さらにクラウドファンディングの進展についてなど、内容盛りだくさんでお届けいたします。
ぜひ最後までお付き合い下さい。
紆余曲折を経て、ついに“#僕たちの財布”が完成しました。
キャッシュレス化が進むこの“過渡期”をなる時代にピッタリの財布を。そんな思いから、これまで3回に渡って素材選びから、サンプルの製作までを皆さんと共に考え、作り上げてきた今回のプロジェクト。
ファーストサンプルで大まかな構想をお伝えしましたが、その後も幾度となく試作を重ね、いよいよ本サンプルが完成しました。
– 小銭ポケットに“かぶせ”をつけました
ファーストサンプルで懸念事項としてあがっていた小銭入れの落下問題。
かぶせを付けることで少なからず、薄さが損なわれてしまうので、悩みましたが、そこは最悪のケースを想定し、かぶせを付けることに。
(以前の仕様)
そもそも、スマートな財布を使っているのに、レジで小銭を落とすって、あんまりスマートじゃないですからね。結果的には、想定よりも厚みが出ない形で調整していただき、弱点を補うことに成功しました。
– サイズを再調整しました
こちらの画像、左が新品、右が約3ヶ月ほど使いこんだサンプルとなっています。
熟成レザーには馴染みやすいが故に、テンションによって伸びやすいという特徴があり、3ヶ月使っただけでもカード型のあたりがくっきり付いていることがお分かりいただけるかと思います。
そのため、微調整を繰り返しながらカードポケットの横幅を狭め、よりカードに近いサイズへ。使い始めはタイトですが、徐々に馴染んでいく過程も楽しんでいただけます。
異なるエイジングを楽しめる3色
名前はコーヒーを連想させる「PRESSo」から、モカ(左)、アメリカーノ(中央)、ブラック(右)と大人っぽいカラーリングの3色の展開。
経年変化の仕方もカラーによってそれぞれ微妙に異なります。ぜひ使いこんだその先をイメージしながら選んでみてくださいね。
読者の声を踏まえて。もっと気軽に楽しめるセカンドライン「piqué(ピケ)」
実は今回の財布製作にあたり、身近な友人たちから読者の皆さんまで様々な方に試していただき、感想とフィードバックを頂いてきました。
その中で特に多かったのが、「もっと気軽に使えるバージョンも欲しい」という声。
このコンパクトなサイズと機能性に魅力を感じて頂いた上で、夏フェスやキャンプなどのアウトドアシーンや旅行に気軽に持ち出せるバージョンがほしいというものでした。
そんな読者の皆さんからの要望があることを、プレリーさんに伝えると「ぜひ作ろう!」と快諾。
急遽、素材の異なるセカンドラインをの製作が決定しました。
時間のない中でしたが、プレリーさんと職人さんのご協力のもと、なんとかご用意することができました。
しなやかで強靭。ドイツからやってきたハイテクレザー
「耐久性を重視しつつも、使い勝手や軽さを損ないたくない、、、」
そこで、プレリーさんからご提案いただいたのがドイツ製の「タフレザー」という特殊な革素材。
なんでも、優れたタンナーに送られる「TANNERY OF THE YEAR 2011」や「the German Sustainability Award 2013」などを受賞してきた、ドイツの老舗タンナーが開発したものだそう。
ハイテクレザーとも呼ばれ、特殊な加工を施すことで、強度・摩耗性・防水性能を格段にアップ。もともとは数年単位で耐久性が要求される車のシートやソファーなどに使用することを想定して作られたのだとか。
日本ではまだどこのメーカーの取り扱いも無かったこの革をプレリーの担当者さんが持ち帰り、自社の商品限定で使っているという特別な革です。幅広い革の知識を持ち、流通を抑えているプレリーならではの提案。
僕たちdripだけでは知見の足りなかった「モノづくり」の部分で老舗の革ブランド、プレリーに多大なご協力をいただいてこの企画が実現しています。
熟成レザー同様に、ここでも再び素晴らしいレザーに出会ってしまった私たち。
「これはもう作るしかないよね」と、セカンドラインの製作を決めました。
では、より詳しくセカンドライン「PRESSo piqué(ピケ)」をみていきましょう。
– 表面はシボ感のある仕上がり
ツルッとした表面の熟成レザーに対して、表面にシボ感の感じられるタフレザー。グリップも高いので、握った際に手馴染みの良さが感じられます。また、摩耗に強いのも特徴。
– 圧倒的な耐久性
こんな風にギュッと握っても、バッグにポイッと放り込んでも、パンツのポケットに入れたまま座っても、大丈夫。少々雑な扱いにも耐えられるほど、耐久性に優れた素材です。
– 防水性能もバッチリ
革の天敵、水分もタフレザーならこの通り。表面に施した加工により、写真の様に水を弾いてくれるんです。
これなら、万が一屋外で雨に濡れるようなことがあっても、さっと表面の水を拭き取ってあげるだけでシミになりません。
暮らしに馴染む4色
カラーリングは、ブラック(左上)、ダークブラウン(右上)、ネイビー(左下)、ライトブラウン(右下)の4色。
こちらも要望の多かったネイビーと女性でも使いやすいライトブラウンの色味を加え、大人っぽい印象のPRESSoに比べると少しポップな印象に。
プレリーさんのアドバイスを元にステッチの色もミルクをイメージした白をベースに各色微妙に違う色を合わせています。
PRESSoよりも柔らかく、手触りの優しいPRESSoのセカンドラインがこうして完成しました。
もちろん今回の本ラインである熟成レザーを使用したモデル「PRESSo」と同時に、クラウドファンディングで発売しますので、お見逃しなく。
メインとしても、サブとしても。PRESSoとPRESSo piquéあなたのライフスタイルに合わせて、選んでみて下さいね。
クラウドファンディングへの挑戦が始まります
前回の記事で発表させていただいた通り、私たちdripは、今回Makuake(マクアケ)というサービスを用いて”クラウドファンディング”に挑戦します。
その後、審査など諸々の準備を水面下で進めておりましたが、いよいよ皆さんに公表できる段階になりました。
ありがたいことに、前回の記事を公開した直後からすで「買います!」というお声を沢山いただき、本当にありがたい限りです、、、
今回のクラウドファンディングは、第一回目ということや、素材の関係上、どうしても数に限りがございます。もし「欲しいよ!」という方はぜひお早めにご支援いただければと思います。
キャッシュレスな暮らしを広めたい
今回のプロジェクト全体を通して、私たちが実現したいのは単にPRESSoという財布を皆さんの手に届けることではありません。
このPRESSoという製品を通して、皆さんと一緒に「コンパクト財布」や「キャッスレスな暮らし」を世の中に広めていくことができれば考えています。
アメリカ46%、スウェーデン51.5%、中国60%、韓国96.4%。そして日本19.8%、
これ、一体何の数字か分かりますでしょうか?
正解は「各国のキャッシュレス決済比率の状況」を示した数値。(出典:経済産業省データ:キャッシュレス化推進に向けた国内外の現状認識)
日本のお隣、中国と韓国がキャッシュレス先進国なのに対し、日本は世界的にみても残念ながら後進国と言わざるをえません。
もちろん、全てが現金より優れているとは思っていません。しかし、荷物を減らせる、いくら使ったが明細で可視化できる、ポイントが貯まる、高いセキュリテイ性。
ちょっとした例ですが、これだけでも日常の細々とした煩わしさを減らし、より快適な生活を送れることがイメージできます。
実際、私たちを含め、周りの同年代はここ1、2年で現金中心の生活から切り替えた人がぐっと増えた実感があります。
国としても海外からの観光客の誘致、そして2020年の東京オリンピックに向けて、キャッシュレス決済の普及を目指しています。
そんなキャッシュ時代からキャッシュレス時代への“過渡期”。
今回のプロジェクトで、「コンパクトな財布」の概念を広め、人々の生活における現金の比率を少しずつ減らしていく。その先に日本におけるキャッシュレス社会が実現があるのではないか、と私たちはイメージしています。
10月16日よりスタート!
クラウドファンディングは、16日の10時より開始!
ご支援いただけることが最も嬉しいことはいうまでもありませんが、SNSでシェアしていただけるだけでも励みになります。
ぜひ、dripの挑戦をリアルタイムで見守っていただけますと嬉しいです。
>>クラウドファンディングのページはこちらから!