「全く新しい段ボール型収納システム」の考案を目指し、進めてきた今回の開発企画。
段ボールを素材に選んだからこその手軽さや拡張性の高さを活かしながらも、強度やデザインにも設計の工夫を凝らし、製作を進めてきました。
前回の記事はこちら↓
幾度もの修正と改善を経て生まれた『FLOORBOX』。ここではこの製品が持っている魅力について余す所なくご紹介します。
『FLOORBOX』シリーズのポイント
- 全く新しい「自由な」収納システム
- 用途を広げるアクセサリー
- デザインさえも機能的
- 専門企業との共同開発
数も大きさも出し入れも。全てが自由な収納システム
「FLOORBOX」シリーズは「FLOORBOX-100」、「FLOORBOX-050」、「FLOORBOX-025」、そして「FLOORBOX-SHLEF」の計4つのラインナップ。これらの製品を好きな形で組み合わせる事によって、自分だけの収納システムを作ることができます。
1つ目が、ラインナップの中で大きい箱である「FLOORBOX-100」。機材や衣類などの収納に適しています。「FLOORBOX」シリーズは、それぞれのボックスの大きさをこの「100」サイズをもとにして作られています。
2つ目が「100」の大きさのちょうど半分に当たる「FLOORBOX-050」。文具や書類など「100」を使うほどではないものをしまうのに最適です。
そしてその「050」をさらに半分にしたのが、一番小さいサイズの「FLOORBOX-025」。充電のためのコード類や靴下など、細かいもの収納にピッタリの大きさです。
「FLOORBOX」シリーズのラインナップである、「FLOORBOX-100」と「FLOORBOX-050」、そして「FLOORBOX-025」。
これらのBOXは全て「FLOORBOX-SHELF」の中に入れることで引き出しとしても使用することができます。
以下は組み合わせの例。SHLEFに同梱している仕切りによって、さまざまな組み合わせて引き出しを作ることができます。
ボックス内を細かく整理できる「仕切り板」
さらにラインナップのうち「050」モデル、「025」モデルにはそれぞれ専用の仕切り板を同梱しています。
この仕切り板を差し込むことで、ボックス内を3エリアに分けることができます。仕切りを組み替えることで、さらに細かく収納が可能に。
箱として使えるだけでなく、引き出しとしても使え、さらに引き出しの中の部分までもカスタマイズが可能。
この「収納用具としての自由度の高さ」が、この製品の最大の特徴です。
物を入れておくための道具である段ボール箱が、最大限の拡張性を持った本格的な収納システムに進化しました。
用途を広げる4つのアクセサリ
そしてFLOORBOXシリーズには、より自由度高く使えるように、4つのアクセサリを同梱しています。
1:使い道が広がる「フタ」
「100」モデル、「050」モデル、「025」モデルのそれぞれには専用のフタが付属。
蓋を使えば箱として、蓋を使わず「SHELF」と組み合わせれば引き出しとして使用できます。
2:ボックス内をより細かく整理できる「仕切り板」
先ほど紹介した仕切り板は、「050」モデル、「025」モデルのボックスに付属しています。
「050」「025」の引き出しの中をさらに仕切ることができるので、細かな雑貨や小物を収納するのに便利です。
3:スタッキングを可能にする「ツメ」
「FLOORBOX-SHELF」には、上下に3つのスリットがあります。
このスリットに付属の「ツメ」パーツを挿入することで、上下のシェルフをがっちりと固定することができます。
シェルフを積み重ねて棚のように使っても、普段のモノの出し入れでブレることがありません。
4:中身を識別できるカラフルな「シール」
そして各サイズのボックスには、このようなカラフルなシールが付属しています。
このシールは、ボックスの中身を分類するためのもの。組み立ての際に貼ることで、引き出しに目印をつけることができます。これによって中身を5色でジャンル分けすることができます。
デザインの統一感を損なわず、一目で大まかな中身が分かるのが大きな特徴。細かいながら使い勝手にこだわった機能です。
使いやすさもデザインも
『FLOORBOX』シリーズは、ミニマルかつ機能的なデザインを得意とし、国内外で活躍されているデザイナーの太田 琢人さんにデザインを依頼しました。
太田さんのインスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/ohtatakuto
ボックスの正面部分には、分類シール用の穴以外にロゴやサイズを示す数字を印字。
また、中身を書き込むことのできる欄も用意しています。
シェルフは積み重ねると側面に「Floor」の文字が完成する仕様に。
白をベースに過度な装飾を抑えながら、機能的なデザインを目指しました。
太田さんコメント
前面はシンプルかつ最低限のグラフィック、側面は外箱に隠れることを見越して少しグラフィックを強めに入れてみました。
Floorという文字をベースにロゴを制作しました。と同時にF(loo)rのlooの部分と100の形状をリンクさせ050、025もイタリック表記のoをベースに新しく制作しました。文字を記入する誘導としてドット形式で線を引いています。
Floorからイメージした階段をモチーフにピクトグラムのように両端にアクセントを加えています。
自分の手で、自分だけの収納を
『FLOORBOX』シリーズは戸棚の間に入れることで、壁全体が入れ替え自由な引き出しに。
収納設備が充実していない住宅でも、多くのものをコンパクトにまとめられます。
使用シーン②:仕切って小物の分類に
従来のダンボール収納では、大きめの箱にざっくりと収納するのが主流。
しかしFLOORBOXなら仕切りを入れる事によって、文房具や事務用品などの細かいものも綺麗に管理することができます。
使用シーン③:書類の整理に
FLOORBOXの100サイズはA4のファイルや書類を並べて入れられるよう、設計をしています。
そのためかさばりがちな書類たちもすっきり整理。書類を重ねずに入れられるため、必要な書類を探すのも簡単です。
使用シーン④:オフィスでの在庫管理にも
弊社でのオフィスでは在庫や事務用具、書類などの管理にFLOORBOXを使用。カスタマイズによってオフィスにあるものは全てFLOORBOXの中に収納できるようにしました。
付属のシールを貼ったり中身を箱に記入しておけば、必要なものを探すのもスムーズです。
専門企業との共同開発
『FLOORBOX』シリーズは、業務用段ボールシェアNo.1の「ダンボールワン」との共同開発によって生まれた製品です。ダンボールワンに蓄積されたノウハウを活用することで、頑丈かつ安定した品質での製作が可能になりました。
ダンボールを二重にした設計
積み重ねたり、引き出しにしたり。「FLOORBOX」シリーズはその使い方をユーザーの皆さんに委ねているからこそ、幅広い使用用途に耐えうる構造にする必要があります。
そこで、構造上力のかかりやすい部分についてははダンボールが二重になるような設計を採用しました。ダンボールの特徴を活かしつつ、安全に、そして長く使うことができます。
※耐荷重については「製品の仕様」をご確認ください
簡単な組み立て、簡単な分解
『FLOORBOX』シリーズは100%ダンボールのため、釘やネジなどを一切必要としません。
説明書きの通りに段ボールを折り込んでいくことで、工具を使用することもなく簡単に組み立てることができます。
もちろん、組み立てだけでなく解体も簡単。使わないボックスは折り畳んでコンパクトに収納しておけます。
部屋を模様替えする際や、収納したいものが増減した際にもすぐに対応可能です。
パッケージ業界でダンボールや梱包材を長年作り続けてきたダンボールワンだからこその強みです。
製品の詳細
寸法(組み立て後) | 重さ | 内容物 | 価格(税込) | |
---|---|---|---|---|
FLOORBOX-100 | 250mm×340mm×250mm | 512g | 箱本体×2、蓋×2、シール | 2,380円 |
FLOORBOX-050 | 250mm×340mm×118mm | 349g | 箱本体×2、蓋×2、シール、仕切り板×4 | 2,080円 |
FLOORBOX−025 | 122mm×340mm×118mm | 280g | 箱本体×2、蓋×2、シール、仕切り板×4 | 1,980円 |
FLOORBOX−SHELF | 265mm×355mm×265mm | 440g | 棚本体×2、スタッキング用パーツ×6、棚板×2 | 2,780円 |
SHELFの耐荷重:2kg
※耐荷重は弊社による検証によるものとなります。耐荷重以上の重量による破損につきましては返品・交換の適応外となります。ご了承ください。
※いずれも組み立て前の状態での配送となります。ご了承ください。
『FLOORBOX』シリーズは3月30日より、Amazonにて販売!
FLOORBOXの各アイテムは、3月30日(木)から発売予定。
そして今回は通常と異なりAmazonにて販売いたしますので、お見逃しなく!
また、製品の販売に関する情報はdrip公式Twitterでもお伝えしますので、ぜひチェックしてください。