2020年1月31日にクラファンを開始した、引き出しをなくすハンガー「oneger(ワンガー)」
おかげさまでクラファンを開始してすぐにたくさんの支援が集まり、1日で目標としていた10,000本が全て売り切れてしまうほどでした。現在はさらにもう10,000本を追加生産してリターンを追加。より多くの方にonegerを届けられるよう最終日まで尽力していきます。
そんなonegerですが、実はプロジェクトページではまだ触れられていないことがありました。それが製品のパッケージ。
期待を抱いて開封する瞬間に初めて目に入るものだから、dripでは皆さんの期待に応えられるよう、製品のパッケージにもこだわりを持っています。
特にonegerは多機能ゆえにその魅力がパッと伝えるのが難しい製品。オンラインはもちろん、将来的に店頭にonegerが並んだときにも、すぐに特徴がわかるパッケージが理想です。
- 機能がすぐに伝わる
- 「何が良いの?」がすぐに分かる
- 見た目が格好良い
そういった理想を叶えてくれるパッケージを作ってくれる方を、僕たちは2019年夏ごろから探し始めました。
これまでの製品開発で関わりのあった色々な人脈を辿ってお声がけをしたのですが、パッケージの設計図が描けること、そしてonegerのデザインを邪魔しないパッケージのテイストであること、この2点を満たしたくれる方には、なかなか出会えませんでした。
やっと出会えた素敵なデザイナー
そんな中、友人にたまたま紹介して頂いたのが貴島 衛さん。貴島さんは前職でWebやプロダクトのUIデザインをされていたり、当時から個人でもVI設計やコーポレートサイトのデザインを手掛けていた方。現在は東京を離れ山口で暮らしながら、フリーのデザイナーのお仕事をされています。
藁にもすがる思いで、さっそくWEBで打ち合わせを開始。
“引き出しをなくすハンガー”という商品についてのコンセプトや使い方の説明はもちろん、どんな想いでこの商品が生まれたのかをお話したところ、快くパッケージデザインを引き受けてくださることに。
僕たちも今までの貴島さんの手がけられた作品がとても素敵だったこと、また商品の表面的なことだけではなく、僕らの想いをしっかりヒアリングしてくださったことも嬉しく、この人になら任せられる!と確信しました。
翌日にはこちらからonegerのサンプルをお送りし、貴島さんからはヒアリング内容からはイメージボードを共有いただくなど、双方の認識やイメージの違いがないように連絡を取り合う日々が始まりました。
実際のイメージボード▲
パッケージ案が到着!
初回のやりとりからしばらくしてとうとう、第一弾のパッケージ案とコンセプトイメージが到着しました。
デザイン・パッケージ仕様違いで合わせて3パターンのデザインを出してくれた貴島さん。
どの案も素敵だったのですが、後に量販店や海外にも展開をするかもしれないことを考えると、特殊な形容のパッケージは断念。オンライン・リアルとどんな売り場にも置きやすよう、形は正方形のC案にすることに。
形はもう正方形で決定なんだけど、デザインはどれがいいかな?
どれも魅力的だけど、A案の黒ベースのものが上質さや鉄の黒を表現していて、良いと思うな。
わかる。パッケージを透けてハンガーのラインが確認できるようになっているアイデアも素敵だよね!
onegerのイメージから大枠のテイストはA案、形はC案ということに決まりました。そこから細かなやり取りをチャットで続け、意見を擦り合わせて固めていきます。
貴島さん、パッケージを透けてみえるハンガーのラインをもう少し強調したパターンもお願いできますか?
あと、裏面の使い方に「Tシャツ等襟が詰まった服でも襟を伸ばさず上から差し込むことができる」も追加お願いできると幸いです…!
承知しました!まず、堀口さんのおっしゃっていたハンガーのラインの強調ですが、前回のが0.4mmで少し心もとなかったので、0.7mm / 1mm / 2mm のパターンを追加してみました!
裏面のシャツの襟が傷まない説明、またその掛け方の図も追加してます!
この狭いスペースに見事に機能の説明を詰め込んでくれている…!さすがです!
しかし、大きな壁はまだあった…
でも実はこの頃dripは、onegerをリリースするにあたり大きな壁にぶち当たっていたのです。
そう、それは商品名。
パッケージ案を見ていただいても分かる通り、当初の予定では「ONE」という商品名で発売する予定だったoneger。名前を変えた理由もちゃんとあります。
当初の「ONE」の由来としては
- ハンガーを一つに統「一」してほしいという思い
- 「一」筆書きのシンプルな形状
- パンツを引き出す、首元からTシャツ掛ける際「一つ」の動作で完結する
という3つがあったのですが、今まで出してきた商品とは毛色の違う商品であるハンガーをリリースするにあたり、本当にこの商品名でリリースしていいものかと、自信が持ちきれずにいたのです。
ONE…悪くないと思うんだけど、新しいハンガーの名前として覚えてもらえるかな。
たしかにね。それに世の中にONEという商品やサービスはたくさんあるから、検索してもらったときに埋もれちゃう可能性も心配。名前に機能がわかる要素を入れるのは?
機能を入れるのもいいよね。でもせっかくだし、「一(ワン)」というキーワードは残したいなぁ。
そんな会議を繰り返し、繰り返し、四苦八苦。
ONEHANGER(ワンハンガー)
3 in ハンガー(スリーインハンガー)
3wayハンガー(スリーウェイハンガー)…
たくさんでの案が出たのですが、最終的にはシンプルで商品がわかりやすいものがいいね!ということに。
商品のキーワードとして残しておきたかった「ONE」と「Hanger」をかけあわせて「oneger」という形になりました。
ついに、パッケージが決定
そんなこんなでやっと商品名も決まり、パッケージ決めも大詰め。
貴島さんにonegerの名をお伝えし、実際のハンガーの台紙サンプルの大きさに落とし込んでもらった形がこちら。
かっこいい!!
イラストで3つの使用方法も描いてくれているから、誰にでもわかりやすくていいね!
こうしてパッケージも無事完成。
onegerは、様々なこだわりを詰め込んだ商品だからこそ “ちゃんと” 伝わってほしい。そんな僕らの想いを貴島さんのおかげできちんと形にすることができました。製品はもちろん、このパッケージも、ぜひ商品がお手元に届きましたら見てみてくださると嬉しく思います。
クラウドファンディング 支援額1,000万円突破
こうして出来上がったonegerは、2020年1月31日からMakuakeでクラウドファンディングを開始し、多くの皆様に応援いただいたおかげで、支援額1,000万を達成することができました。
本当にたくさんのご支援をいただき、誠にありがとうございます。
一時リターン切れとなってしまっていたのですが、現在は追加リターンも用意させていただいているのでまだまだご支援をお待ちしております。ぜひご検討いただけると嬉しいです。
今後のdripもどうぞよろしくお願いいたします。