2020年04月1日

この製品の開発ストーリー

dripが取り組んでいるアパレルブランド作り。ファッションに掛ける時間を極力短くし、忙しい毎日に余裕を生む服がブランドコンセプトです。

ブランド初となるアイテムとして、今回は完全オリジナルでTシャツをデザインすることに決定。重ね着の必要がなく、1枚でファッションとして成立するTシャツを開発中です。

前回の記事では“1枚で成立するTシャツ”の要素を

  • ゆったりしたシルエット
  • 厚手の生地感
  • ワンポイントのデザイン

という3つのポイントに分解しました。

そしてこの3つのポイントを、私たちのTシャツにどう落とし込んでいくか話し合った結果が下の図になります。

  • ゆったりしたシルエット:通常よりもワンサイズ大きめなサイズ感を設定
  • 厚手の生地感:20双糸(ニーマルソウシ)という、目詰まりの良い厚手コットンを使用
  • ワンポイントのデザイン:スウェットに見られるサイドの切り替えや、裾リブ仕様をTシャツにも採用

盛り込みたい要素が決まったら実際にサンプル制作に着手。細かなシルエットやリブの太さをミリ単位で調整し、製造工場に発注をかけます。

モノづくりにおいてこのサンプル発注というのは特別な瞬間。「やっとざっくりと仕様が固まった…」という製品開発の中間地点的な位置づけでもあり、「ここからどれだけ完成度を高められるか…!」というスタート地点でもあります。

ファーストサンプルの到着まではざっくり3週間。良いものができることを祈ってその時を待ちます。

ファーストサンプルが到着

そして待つこと3週間。ついにオリジナルTシャツのファーストサンプルが届きました!

実際に着用してみると、想像以上に完成度が高くてびっくり。少しだけゆったり目なサイズ感もやりすぎない絶妙なバランスになっていて、こだわって選んだ20双糸の生地感も想像以上に上質です。

堀口

ファーストサンプルでここまでのものが上がってくるのはすごい!

脇の下にはスウェット等によく見られるサイドパネルが

でも正面からだとそこまで悪目立ちしません

平岡

サイドパネルの切り替えが、横から見たらちゃんとポイントになってるけど、正面から見たときは違和感がなくて良いね。

DAQ後藤

私たちが自社ブランドで培ってきたノウハウを詰め込んだので、初期サンプルでかなりの品質ラインを保てました。国内の信頼ある工場で仕上げてもらっているのも大きな要因かなと思います。

平岡

とはいえちょっと気になる点もまだいくつかあるなぁ。

平岡

例えばここの裾リブ、ちょっと幅が広い気がする。今のままだとちょっと可愛すぎる気が…

堀口

あとは白無地の1色だから、もう少しさりげないアクセントが欲しいかも。

DAQ後藤

ここからどれだけ微調整を加えられるかで完成度が変わるので、どこをブラッシュアップするか、一度ゆっくり考えてみてください。

サイズを表すタグを大胆にデザインに

その後出来上がったサンプル実際に着用してみて、「もう少し全体にアクセントが欲しい」という課題に対して2人が出した結論が“サイズタグ“をデザインに使うということ。

Tシャツには襟ぐりの内側にサイズやブランドを表すタグが縫い付けられていますが、これをあえて表側に見せてワンポイントにしてしまおうというアイデアです。

そしてサイズ表記をタグに書き込むだけでなく、サイズによってタグの色そのものを変えてしまうことにしました。こうすることで色別でサイズが一目でわかるだけでなく、その色がTシャツのさりげないワンポイントになります。

堀口

デザインのために何かを“足す”ことはしたくないから、本来Tシャツにあるタグをデザインの一部にしてしまえと思ったのが着想のきっかけ

シミュレーションツールに当てはめてみるとこんな感じ。今回最小サイズの1は赤タグ、2は青タグ、3は緑タグで色分けしました。

細かな調整を繰り返し、ついに完成!

  • 首回りが詰まりすぎていたのでもう少し広く
  • 首回りのリブを編み方を丈夫なものに変更
  • 裾のリブを1.5cmほど短く
  • サイズ別に色分けしたタグを背中のアクセントに

こうした細かい点を調整しながら2,3回ほどサンプル修正を出し、ついにdripのオリジナルTシャツが完成しました!

裾のリブの長さは少し短めに

旧サンプルと着比べると印象がグッと変わります

今回のデザインのポイントである、襟うしろのカラータグはこんな感じ。真っ白なTシャツに、さりげないアクセントを加えてくれました。

首回りのリブも伸びにくい織りに変更

忙しい朝に服に掛ける時間を少なくし、日々の生活に余裕を生みだすために。

重ね着や組み合わせに頭を悩ませなくとも、1枚で着ても違和感がなくどんな服とも合わせやすいTシャツ。

「時短を目指したいけど、おしゃれも諦めたくない。」そんなdripらしいTシャツが完成しました。

日々の生活に余裕が生まれることで、その時間が着る人を彩るアクセントとなるように。そんな思いを込めてブランド名はaccent(アクセント)と名付けました。

製品コンセプトを表したパッケージ

Tシャツが完成したら最後はパッケージ。商品を届けた時に最初に目にするパッケージのデザインも、大切な商品の一部。今回はファッションアイテムということで、見た目にもこだわりたい。

デザイン事務所としての業務もこなすDAQさんのアドバイスも受けながら、今回は“サイズ別のカラータグ”というTシャツのコンセプトをそのまま落としこんだこんなパッケージに。

Tシャツをイメージした真っ白な外箱に、購入したサイズ別に3色のテープを貼り付け。シンプルだけど格好良いパッケージができました。このパッケージに入ったaccentのTシャツをお届けするのが、今から楽しみです。

次回は改めて今回のTシャツ作りのストーリーやTシャツに込めたこだわりを振り返りつつ、近日中に開始予定のクラウドファンディングについても告知します。早くこのTシャツに袖を通してもらいたい!

dripのオリジナルTシャツ開発の連載一覧

・[Vol.1]忙しい現代に“余裕”を。dripのアパレルブランド作りが始動します。

・[Vol.2]dripのアパレルブランド作り。1枚で着れるTシャツってなんだろう?

・[Vol.3]dripのオリジナルTシャツ作り。サンプルの改良を重ねてついに完成…!(この記事)